東京ほくと医療生協
理事長のごあいさつ
理事長 今泉貴雄
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寒い日が続いています。インフルエンザ、コロナ感染症の方が多くなっていると報道されております。忘年会のシーズンですが、大いに楽しみつつも、感染症には注意もはらっていく必要があります。
今年は正月早々北陸地方で大きな地震があり、日本に住む以上、地震からは逃れられないことを改めて思いました。東京でも、いずれ首都直下型地震が起こるのではないか、との懸念もあり、常日頃の注意、備えが必要です。王子生協病院では昨年に引き続いて、地震発生時における防災訓練が北区との合同で開催されました。実際の地震が起こらないことを祈りつつ、訓練を行うことで、防災への意識を高め、備えとしていきたいと思います。なお組合員には、当日被災者役で協力していただいた方もいました。ありがとうございました。
話題は変わりますが北区内の諸団体と一緒に毎月一回、駅前の公園で開催している『何でも相談会』の報告会が、先日開催されました。病気のことだけでなく、仕事のこと、住まいのこと、様々な問題を抱えた方が相談にこられているとの報告がされました。またその場では、この活動を通じて見えてきているこの地域の実態も合わせて報告されました。その中では、マンション内での孤独死が数件あったことの報告もあり、大変気になりました。今のマンションはオートロックになり、団地と違い、やや閉じられた空間であり、人の出入りが限られています。マンション外での地域との繋がりは、従来の町会と比べまばらな印象もあり、マンション内でのコミュニティの構築も、それとともに困難になっているのかとも思います。孤独死の問題に限ったことではありませんが、社会において地域のコミュニティの構築、人と人とのつながり、それをどのように求めていくのか、これからの課題と言えます。
さて今年一年も締めくくりです。法人内では、生協北診療所の透析部門終了があり、今後移転していくこととなりました。また王子生協病院では、一般急性期病棟であったところを地域包括ケア病棟に変更するなどの動きがありました。経営的には、マイナスの状況であり、この課題の克服は来年への持ち越しになります。現在、当法人に限らず、多くの医療介護の事業所では経営的に厳しい状況になっており、先日東京民医連での経営検討会がありましたが、その場では『未曾有の事態』と表現されていました。従来のまま事業を継続し続けることではなく、自分達が進めていくべきことを取捨選択していかなければならなくなっていること、しかも決断すべき時は今まで以上に迅速に進めていく必要性も強調されていました。
今後自分達の事業を継続させるべく、来年は重要な年になるかと思います。この一年、色々ありがとうございました。この一年の皆様のご支援に感謝いたします。来年もよろしくお願い申し上げます。
概要
法人名 | 東京ほくと医療生活協同組合 |
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住 所 | 〒114-0003 東京都北区豊島3-4-15 本部総務部 |
連絡先 | TEL 03-3927-8864(代表) / FAX 03-3927-9750 |
事業所一覧 |
※病院 159床 |
定款 | |
生協概要 | 組合員数:28,914人 出資金額:1,406,648,000円 (2024年10月1日現在) 支部数:37支部 班数:430班 広報誌名:「東京ほくと」月1回発行 広報誌配布者数:1,433名(手配り配布率 89%) 組織運営 1)総代会(年1回 6月)総代300名 2)理事38名 監事5名 3)理事会(月1回) |
次世代育成支援 「行動計画」 |
無料法律相談会
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東京ほくと医療生活協同組合は、東京北法律事務所のご協力で無料法律相談会を開催いたします。相続、借地借家、債務整理など、民事に関わることの相談に対応いたします。東京ほくと医療生活協同組合の組合員(医療生協に加入されている方)が対象となります。相談にあたりましては、事前の予約が必要です。相談時聞は一人あたり45分程度となります。
- 費用は無料です。
- 継続して法律相談をされる場合は有料となる場合があります。
- 利用できるのは東京ほくと医療生協の組合員です。
- 完全予約制です。
- 事前の予約が必要です。
予約先(03)3927-8864(法人総務部)