誰もが安心して住み続けられるまちづくり

東京ほくと医療生協

理事長のごあいさつ

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東京ほくと医療生活協同組合
理事長 今泉貴雄

 

 



  •  3月の臨時総代会で議事への賛同をえらましたので、新たな北診療所へ向けて、一歩進めることができました。



     相変わらずトランプ米大統領の言動は、騒がしいものがあります。大統領の登場により、アメリカ第一主義へむけて、数々の政策が進められています。国際情勢では、この所のアメリカの動き、中東やウクライナへの対応に関して言うなら、戦禍で苦しんでいる多くの住民の思いも考えず、アメリカの利益のために発する言動がニュースで伝わり辛くなります。



     これがいままで多くの人々に憧れを集めていた、民主主義の国の姿かと思うと愕然とします。また多くの国と、関税を通しての貿易戦争を始めた姿。ロシアは武力で、アメリカは経済力を持って、他国をねじ伏せる世界に見えてきます。世の中結局は力、武力もしくは経済力がものいう世界でしかないのでしょうか。
     このような状況について、この世界情勢は、極端にいうと何か第二次世界大戦前の世の中に似ていると思う方もいるのではないでしょうか?そのような不安を抱いてしまいます。



     日本に目を向けると、高額医療費の問題について修正が図られたことは、病気で苦しむ患者さんやご家族にとりなによりでしたが、少数与党内における政治運営の不安定さが目につきます。また先日、石破総理の新人議員へのお金の問題が浮上しました。どのようになっていくのでしょうか。



     このところの関心事では、先日、私たちが注目していた裁判の判決が出ました。幾度か話をしたことがありますが、柳原病院での乳腺外科医師についての裁判です。皆様からの支援もいただき東京高裁で無罪がでました。ありがとうございました。まだ最終的な判決でありませんので、上告断念に向けて、更なる支援をお願いします。



     今、春闘の時期で、大企業での大幅なベースアップが報道となっています。一方では、先日には国立病院での看護師のストライキがニュースになりました。



     病院、また介護労働に関しては収益を左右するのは、国の診療報酬です。ここ最近、さまざまな物の値段が急激に上がっていますが、それに合わせての賃金アップは図れない現状があります。まして先日には、病院組織の団体からは、多くの病院が赤字であり、倒産の危機にあるとの訴えがありました。



     人を集めるのには、理念、やりがいも大切ですが、ある程度の労働対価が必要であることは否めません。賃金を上げたくてもそれに応えることが困難な状況が、多くの医療介護の現場であると思います。医療介護で労働者をいかに確保するか、各事業所の努力だけでは、限界にあると思います。医療介護の現場だけに収まる問題でもありません。
     これからの高齢化社会では、一人の生産者人口がが支える子供、もしくは高齢者人口は一名に近い数字になると言われています。医療介護制度がきちんと整備、運用されて初めて社会の諸活動が循環できることは、これからの議論で必要な視点であると思います。
     働き世代にとり、親世代が要介護の状態になった時、親の介護をどうするか、大変悩むことと思います。働きながら介護を続けたい、多くの方が思います。必要な時に、きちんと医療介護サービスが受けられて、初めて仕事が続けられる事実は、医療介護分野だけでなく全産業にとっても考えていただきたいと思います。
     2025年度は総代会での新たな理事会役員選出、第4次中期計画の決議もあります。その内容、テーマに関しては持続可能な事業、地域についてどのように自分達が考えていき、実践していくかが求められています。



    2025年度もよろしくお願いします。



概要

法人名 東京ほくと医療生活協同組合
住 所 〒114-0003 東京都北区豊島3-4-15 本部総務部
連絡先 TEL 03-3927-8864(代表) / FAX 03-3927-9750
事業所一覧
病院(1)、診療所(7)、歯科(1)
王子生協病院、生協北診療所、生協浮間診療所、鹿浜診療所、江北生協診療所、北足立生協診療所、荒川生協診療所、汐入診療所、生協王子歯科
訪看ST(5)
訪問看護ステーションほくと、サテライト十条、サテライトたんぽぽ、サテライト虹、サテライトなでしこ
ヘルパーST(2)
ヘルパーSTのぞみ、ヘルパーST虹
居宅介護事業所(3)
居宅ハピネス、地域ケアセンターわかば、地域ケアセンターはけた

通所リハビリ(2)
荒川生協診療所通所リハビリ、鹿浜診療所通所リハビリ
デイサービス(2)
荒川生協診療所あらかわ虹の里、デイサービスセンターなでしこ
施設介護(2)
認知症対応型グループホーム ほくと ひまわりの家、都市型軽費老人ホームほくと西尾久虹の家

※病院 159床
(回復期リハビリ病棟42床、緩和ケア病棟25床、一般急性期病棟47床、地域包括ケア病棟45床)

定款
生協概要 組合員数:29,264人
出資金額: 1,408,637,000円
(2025年2月1日現在)
支部数:37支部 
班数:430班
広報誌名:「東京ほくと」月1回発行
広報誌配布者数:1,433名(手配り配布率 89%)
組織運営
1)総代会(年1回 6月)総代300名
2)理事38名 監事5名
3)理事会(月1回)
次世代育成支援
「行動計画」

無料法律相談会

開催日と開催場所は、
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参照してください(随時更新)

東京ほくと医療生活協同組合は、東京北法律事務所のご協力で無料法律相談会を開催いたします。相続、借地借家、債務整理など、民事に関わることの相談に対応いたします。東京ほくと医療生活協同組合の組合員(医療生協に加入されている方)が対象となります。相談にあたりましては、事前の予約が必要です。相談時聞は一人あたり45分程度となります。

  • 費用は無料です。
  • 継続して法律相談をされる場合は有料となる場合があります。
  • 利用できるのは東京ほくと医療生協の組合員です。
  • 完全予約制です。
  • 事前の予約が必要です。
    予約先(03)3927-8864(法人総務部)
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