誰もが安心して住み続けられるまちづくり

ピースアクションinヒロシマ

2018/09/26 東京ほくと

聞きとりながら高校生が描く被ばくの絵に涙して

 8月5~7日、日本生協連主催の「ピースアクションinヒロシマ」に組合員5人と職員1人が参加しました。生協組合員が会した虹のひろばは、被爆ピアノの演奏から始まりました。広島市立基町高校創造表現コースの生徒さんたちは、被ばく者の体験・記憶を絵にしています。想像もつかない話を聞き取り、描いては見てもらい、直すという作業を一年間何度も繰り返したそうです。
 今年のテーマ「ヒロシマの心を次世代のあなたへ~知って、感じて、動き出そう~」が実践されていました。

初めて見た心に響く被ばくの絵

荒川区荒川 青野 孝子

 被ばく者の方が思い出したくない辛い悲しい想いを一生懸命話してくださり、それを高校生が絵画で残そうと描いてくださり、とても心に響く絵でした。「坂道に放置された人の絵です」と、学生さんが涙を流しながら説明してくださいました。私も涙して聞きました。私が初めて見た被ばくの絵です。核はいらない、戦争はしてはいけないと思います。私も微力ながらできるところで声をあげたいと思います。平和で差別のない世の中であってほしいと思います。

この風景を壊すことのないように

荒川区南千住 高地 孝子

 原爆死没者慰霊碑の前に立ち、肌で感じてみたいと思っていました。虹のひろばで聞いた被ばくピアノの音色はとてもきれいで、この悲惨さを語り継いでくれているようです。被ばく者お二人の証言を聞き、原子爆弾の脅威、ピカドンの恐ろしさを目の当たりにしました。折り鶴タワーの展望台で、さわやかな風にあたり、現在の風景を二度と壊すことがあってはならないと節に感じました。

フェイスブックで世界に発信する

北区十条仲原 森 明子

 平和資料館は、多くの日本人の親子連れ、欧米系の方が見学していました。
 私はフェイスブックをやっています。海外の友人がNo more A-bombとメッセージを送ってきました。3年前にオバマ氏が訪れたときは大きなニュースでした。多くの人がフェイスブックを見ていてくれました。見て聞いたことをフェイスブックやラインで伝えていくことがお返しになると心に決めました。

孫とともに広島を再訪したい

北区中十条 小川 早苗(理事)

 夜に被ばく者との交流の場が用意されていました。お二人とも明るく前向きに活動されていて強さが印象的でした。つらい体験を語ってくださったことに感謝いたします。
 タクシーの運転手は、皆さん身近に被ばく者がいます。でもほとんどの方は何も語らず、聞いたら怒られたといいます。「言ってもわかりゃせん」と。傷の深さを感じます。
 翌6日、晴れ上がった平和記念公園で慰霊式・平和祈念式に参加しました。黙とうの間の蝉の音が耳に残りました。

平和であるからこその復興

荒川区町屋 三井 隆良(理事)

 戦争を知らない私にとって東京大空襲の経験をし、多くの友人を失った母からはしっかりと原爆のことを見て勉強し、平和のことを考えなさいと言われ後押しをされました。
 原爆資料館の後ろに出来た広島市内を一望できる折り鶴タワーに登りました。75年草木も生えないと言われた町が復興をとげたことには二度と悲惨な戦争をしないことを物語がっていると思いました。

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