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病気の話

2020/10/15 東京ほくと

北足立生協診療所
後期研修医 日向佑樹

コロナ禍のインフルエンザ対策
~ワクチン接種をおすすめします~


例年12月頃からインフルエンザの流行期を迎えます。特に今年は新型コロナウイルス感染症が流行している状況下であり、新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行も懸念され、例年以上にインフルエンザの予防が重要です。インフルエンザワクチンの助成や接種時期について、国や自治体ら例年とは異なる対応を求められていますので、ご注意ください。
インフルエンザもコロナも予防
インフルエンザの予防は①新型コロナウイルス感染対策(3密回避、手洗い励行、屋内でのマスク着用)、②インフルエンザワクチン接種、の2点が重要です。インフルエンザも新型コロナウイルスも飛沫感染が主であるため、これまで私たちが行ってきた新型コロナウイルス感染対策がインフルエンザの対策にも有効です。また、インフルエンザにはワクチンが存在しますので、ぜひ予防接種を受けましょう。一定程度の発病予防効果と重症化予防の効果は確認されていますので、特に65歳以上の方や持病をお持ちの方は、接種してもらいたいと思います。
ワクチン接種のタイミング
インフルエンザワクチン接種は一般的に12月中旬まで接種を終えることが望ましいと言われていますが、今年は早めの接種をお勧めします。ワクチンの効果は接種してから1~2週間後から発揮され、時間の経過とともに効果が弱まっていくものの、たいてい6ヶ月程度は続くと言われます。つまり、10月中に接種しても流行期間中は予防接種の効果を維持できます。今年については9月11日に厚生労働省からワクチン接種時期の案内があり、定期接種対象者(65歳以上の方など)でワクチン接種を希望される方は10月1日から接種を行い、それ以外の方は、10月26日まで接種をお待ちいただくこととなるようです。(自治体によってワクチンの接種開始時期が異なりますので、ご注意ください。10月26日以降は接種をお待ちいただく必要はありませんので、早めの予約をお勧めします)
ワクチンの費用は
東京ほくとの病院・診療所での65歳未満の予防接種は、13歳~64歳が3500円、6ヶ月~12歳が1回目3500円、2回目2000円(いずれも組合員料金)となっています。公費対象(65歳以上の方)は東京都が無料の方針を打ち出していますが、今後区によって異なる可能性がありますので、予診表でご確認ください。(北区・荒川区・足立区は無料)
インフルエンザを疑ったら
もしインフルエンザと思われる症状が出現した場合は、まずお電話にて病院または診療所にご相談ください。受診を希望される場合にも、電話で受診方法などご案内をさせていただきます。感染防止対策へのご協力をよろしくお願いします。

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