誰もが安心して住み続けられるまちづくり

●なんでも相談会だより●

2021/06/09 東京ほくと

毎月第4火曜、午後5時
王子駅前三角公園で実施



7年で50回目に到達 居住環境に問題が絡みつく

2014年から始まった王子駅前なんでも相談会は、3月23日で50回目を迎えました。今回もコロナ禍での困窮が垣間見える相談会でした。
末期がんの透析患者である夫の相談にみえたKさんは「これ以上できる処置はなく在宅での見取りを、と入院中の大学病院から勧められた」とのこと。しかし3階建てのKさん宅は1階が駐車場、2階は店子に貸し、3階にエレベーターはありません。コロナ禍で入院中の面会は制限されていて、疲れ切った表情で相談に来られました。本当に必要なときにベッドがないのは、コロナ以前からの国の医療政策に起因しています。
カウンセリングの帰り道に相談会場に来られた共稼ぎの女性は、抵当に入っている自宅を追い出されそうだという相談でした。貧困の背景に、コロナ禍で仕事や収入が減ったことが原因と思われます。
多様な団体や個人が力を合わせるこの相談会は、終了後も参加者全員でふりかえりやテントの解体を行うなど連携しています。「実行委員の個々ができることを組み合わせて、相談者に役立たせる」をモットーに、相談会を継続していきたいです。

(なんでも相談会事務局長・森松伸治)

 

いのち・暮らし・雇用
無料 なんでも相談会
5月25日)(火)

午後5時から6時まで
王子駅前三角公園

感染防止のためマスクの着用をお願いします。王子駅前三角公園にて感染対策を施した簡易テントを張り相談会場にしています。

雨天中止

主催:なんでも相談会
実行委員会