「東京ほくと医療生協65年のあゆみ」紹介
2017/12/27 東京ほくと
「東京ほくと」65年の流れの一部分でいる誇り
北区志茂在住・理事 浜野 妙(70歳)
組合員活動の始まりは赤羽東診療所開設5周年記念行事を手伝ったことがきっかけです。350人から始まった診療所支部、「なんとか千人にしよう」と上野やす代事務長(当時)の掛け声で日めくりのようなものを作り、「あと何人、あと何人」とみんなで走り回ったことが思いだされます。その時にご近所の人たちにも加入してもらい、今でも増資や健康まつりの協力券販売など大きな力になってもらっています。
保健学校を卒業し、水銀血圧計で血圧が測れるようになったのが嬉しくて、誇らしくてずっと健康づくり委員会にかかわっています。それが私を支えている原点です。「ボランティア活動は楽しくなくては意味がない」と思い続け、その通りにできている自分は幸せです。
今年で7年目に入った地域のたまり場「ほっとカフェ」もスタッフ全員が交代でつつがなく毎日お店を開けています。先輩の委員さんたちの「みんなが集まれる場所が欲しいね」との声を聞きながら育った私たちが開設した「ほっとカフェ」、踏み出してよかったと思います。
25年の歳月にはたくさんの所長、事務長はじめ職員さんとの出会い、別れがありましたが、どの方にも自分を育てていただいたとの思いがあります。総代会や大きな催しの時に久しぶりにお会いして笑顔を交わすことができる自分は幸せだと思います。
皆様もこの本のそこかしこにご自分が登場していると思います。自分も「東京ほくと医療生協65年のあゆみ」の流れの中の一部分でいられる、そんな気持ちで本書を読んでいます。