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「転ばん塾」身体の変化を実感して

2019/08/21 健康づくり委

毎年行われる「転ばん塾」今年も元気に20人が参加しました。運動経験のない人が基本の体力づくりを自分でできるようにと始められた企画です。①呼吸法②ストレッチ③足指力④歩行の4講座を9回、理学療法士から学びます。
「立ち上がり」と「歩き」を回数や速度を測定し、2ヵ月後にどんな変化があったかを知るものです。
生きることに欠かせない「呼吸」、質の良い呼吸をすることが健康のもとになります。これを「呼吸筋ストレッチ体操」といいます。
適度に使うと鍛えられ、筋肉量が増え、力がつき、疲れにくくなり、関節が安定してけがの予防になる「筋肉ストレッチ」。自分に合ったストレッチ法を学びます。あまり一生懸命になり過ぎて、先生から「息をしてますかあ」との声かけがあります。
立ったり歩いたりするときに皮膚や筋肉、腱を通して情報を収集し、転倒しないように体のバランスをとる役割の「足指」。足指の筋力が落ちると土踏まずが低下して転びやすくなります。お風呂に入ったときに足指をマッサージしたり足指じゃんけんで鍛えます。
最後は正しいウォーキングです。高齢者の健康づくりにはゆっくり時間をかけながら、体内に酸素を取り入れる有酸素運動が最も効果的です。
「3回転びそうになったけど、踏ん張って大丈夫だった」、「体がすっきりしてきた」、「足が痛かったけれど気にならなくなった」、「大きく深呼吸して気持ちを落ち着かせた」等、身体の変化を実感した人たちの声が多く聞かれます。

(理事・浜野妙)