いのちつなぐ活動を残す
2016/09/28 東京ほくと
編纂(へんさん)委員 松本洋子(元東京ほくと福祉事業部長)
「65年のあゆみ」の編纂に関わらしていただき、冊子が出来上がった時には歴史に残る集大成、宝物になると実感しました。民医連や生協の会議などで、他法人や事業所の○年誌を拝見するたびに、東京ほくとには、歴史的にまとまったものや「かたち」として残されていないことが気になっていました。この度、やっと念願がかなったという思いです。
65年の長い年月がよく一冊になったものだと感心しました。早速、読んでいただいた方からは、「65年誌よくまとめたね」、「やっと発刊できたね、読み応えがあるし歴史の勉強になる」などさまざまな声をいただきました。
私が入職してから、法人合併が3回あり、短い期間の中の激動の時代だったと走馬灯のように思い起こしてくれる一冊でもあります。私たちの「めざす看護・介護は」と確認し合いながら仲間と取り組めたことが知となり財産になりました。いつの時代も地域に密着し「無差別平等」の理念を貫き患者さん、利用者さん、地域の組合員さんに寄り添った医療・看護・介護活動を展開してきたことは、脈々と受け継がれてきています。私たちの日頃の実践は、いのちをつなぐ活動であり、記録でもあり、時には世に問う武器となり感動を呼ぶ共通の財産になります。記録して残さなければ忘れ去ってしまいます。
この「65年のあゆみ」をまだ、読んでいない方、ぜひ購読をお薦めします。そして読まれた方は感想やご意見をどんどんお寄せいただくことが編纂委員に携わったものとして嬉しく思います。
購入希望の方は組織部 電話03―3913―9100までご一報下さい