この想いだれかのために 新入職員25人が研修
4月1日付けで、初期研修医1人、後期研修医1人、看護師・保健師11人、言語聴覚士1人、作業療法士3人、理学療法士2人、事務1人、臨床工学技士1人、介護福祉士1人、薬剤師2人(ひまわり企画)が入職し、2015年度途中入職者と合わせて25人が4月1日から6日まで新入職員研修を受けました。
組合員さんとの交流や福島の被災地へ4月1日、緊張の辞令式から始まり、民医連や医療生協について説明を受け、先輩職員の体験や地域組合員さんとの交流から多くを学びました。5グループにわかれて東京ほくとの事業所を訪問、職員と組合員さんから生の声を聞いてきました。4月5日には、福島の被災地研修にバスで出かけ、まだまだ復興途中であることを目の当たりにしました。「生活と医療は切り離せないことを感じ、原発や原爆など、さまざまなことに関心を向けていきたい」と感想をのべています。
心に寄り添える看護師になりたい5日間の研修をとおして、「組合員さんとともに創り上げ、一緒に歩んでいく」ことを学びました。「一生の仕事に」と決意したようです。看護師は患者さんのもっともそばにいる存在です。「サインに気づき、想いを受け止め寄り添っていきたい」と。その医療ができるのが「東京ほくと」であることを語ってくれました。また、医療と政治が深いつながりを持っていることも学び、「政治にも興味をもって、行動することが必要」だと学びました。
生活の場は自宅「話すこと、食べることなど人生の楽しみを支えたい」そのために自らの人間力を磨き、社会人としてのマナーを守り責任をもつことが大事です。「患者さんがどのような人生を歩んできたのか知り、病気だけではなく『人を診る』作業療法士になりたい」と熱い想いを語ってくれました。組合員さんから「いつまでも健康でいられるようにリハビリには期待したい」と言われ、組合員活動にも参加したい気持ちになりました。
自分にできることを精いっぱいに「今、何が起きているのか客観的にみる姿勢をもち、高い技術をもつプロの介護士になること」「一番最初に患者さんと接する受付で、声や変化、不安な気持ちに敏感でいたい」「来たときよりも良い気分で帰ることができるようにしたい」「常に新しい情報に敏感で、病気の裏側にある貧困や老い、死への不安な想いに寄り添えるような医療をめざしたい」と決意を語ってくれました。
想いを実現する医療・介護にたずさわるきっかけは様々です。「育った街で働きたい」を実現した方、また一旦社会にでて夢実現のために学び、今ここにいる方、見学したときに見聞きし入職を決意した方もいます。研修の中で「東京ほくとが地域から期待されていることを知り、私もそれに応えられる信頼される看護師になりたい」と。 一人ではなく多くの仲間がいることに自信をもって働きます。
研修最終日はみんなうちとけて笑顔でした新入職員は、組合員さんが班会で毎回おこなっている健康チェックを体験しました。写真上・血圧チェック、左・尿の塩分チェック、右下・体脂肪チェック