誰もが安心して住み続けられるまちづくり

コロナ禍で迎える2度目の生協強化月間

2021/12/15 東京ほくと
医療機関・介護施設で経営悪化続く
今夏は新型コロナウイルス第5波が猛威をふるい、「助かる命も助けることができない」と声が上がるほど、医療崩壊が現実となりました。現在、都内では新型コロナ感染が減少傾向になっています。しかし今後、第6波が予想されることから気を緩めることができません。
新型コロナ感染対応により、全国の医療機関・介護施設で深刻な経営悪化が続いています。補助制度があるものの、一時的です。今も東京ほくとでは、コロナ患者対応で入院制限しているほか、外来患者や健診利用者、介護利用者の減少などから、経営状況の悪化を余儀なくされています。

組合員活動で助けあいのまちづくり
今こそ、命が大切にされる制度充実と助けあいのまちづくりが必要です。コロナ禍も2年目となり、地域から不安の声が届いています。「いつコロナにかかるか不安で家に閉じこもっている」「部屋の中でも転倒する」「家族の認知症が進んできた」など「困った」が地域で増え続けています。
このたび東京ほくとが作成した「新型コロナ感染対策ハンドブック」を活用し、感染対策をしながら地域に出ましょう。新型コロナの影響で暮らしの不安が渦巻いている今だからこそ、これまで培ってきた東京ほくとの活動を最大限に活かしましょう。そして困った人に寄り添い、困難を乗り越える「生協強化月間」にしていきましょう。

訪問・電話・手紙で組合員に喜ばれる
今年の強化月間のテーマは「仲間を増やし、仲間の力で『誰ひとりとりのこさない』まちづくり」です。柱は、①「お元気ですか訪問、お元気ですか電話」など助けあいのとりくみ、②地域の医療・介護を守るため「ほくと応援増資運動」、③健康チャレンジにグループで参加、④ミニ学習会、スマホ教室のとりくみ、などです。
「お元気ですか訪問・電話・カード」のとりくみで、「東京ほくと医療生協です、と言うとみんな玄関を開けてくれる」「誰とも話していなかった」「ありがとう、来てくれてうれしい」など、組合員から喜ばれています。このような生協活動は地域のセーフティーネットの役割も担っています。
「新型コロナ感染対策ハンドブック」を活用しながら、コロナ禍でも工夫をこらして、新しい班やサロン開催と担い手づくりをすすめていきましょう。

(組織部・佐藤章)



玄関先へ「お元気ですか訪問」(荒川5・6丁目支部)