誰もが安心して住み続けられるまちづくり

ワクチン予約、お手伝いします ~組合員同士の支えあい~②

2021/07/21 東京ほくと
困ったときにはご相談ください

各区で開始された新型コロナワクチンの予防接種。大規模接種センターの設置など少しずつ環境整備がされる一方、予約の取りづらさが問題になっています。
はじめに予約開始となった高齢者にとって、ハードルが高いこの予約システム。東京ほくとの患者・利用者・組合員から支援を求める声に、各区の組合員が応えています。

●《足立区》 予約のため来院した方を診療所横で援助

5月24日、地域の理事、支部長と職員が北足立生協診療所のワクチン予約に関する会議を開催。専用電話とLINEを使った予約のみ、診療所の電話や窓口では予約できません。
「高齢者はLINEから予約できない人が多い。予約専用電話がつながらず、『診療所に行けばなんとかなる』と受付に殺到すると予想される」と理事から声があがりました。そこで、予約開始後しばらくは、診療所横のカーポートで、予約のため来院した方の対応を組合員が当番ですることにしました。
予約開始の6月7日より、専用電話は予想通り鳴りっぱなしで、受付には問い合わせが殺到しました。受付職員が予約希望者をカーポートに案内したり、通りすがりの方が声をかけたりで、初日は約100件の声かけがありました。
予約方法を説明して、自分で予約する対応を基本としました。約8割は「自分(家族)でできる」との返答でしたが、約2割は予約できず、担当した理事がワクチン予約を代行。集団接種会場の予約が8月だった方からは「1か月も早くかかりつけ医で予約がとれて嬉しい」と感想が寄せられ、予約代行をした理事は「北足立生協診療所の力になれてよかった」と述べています。
診療所職員も「組合員さんの力を借りられて非常に助かる」と言います。今後、カーポートでの相談窓口は予約問い合わせ状況をみながら、1~2週間行う予定です。(足立区健康づくり連絡会事務局・飯塚佐希子)