人権を守る看護・介護の理念を改めて学ぶ 看護介護活動研究交流集会開催
2017/02/22 東京ほくと
1月14日、東京ほくと看護介護活動研究交流集会が開催されました。数年ぶりの大寒波にも負けず、法人内の各事業所より看護師・ケアマネジャー・ヘルパー・相談員・セラピストなど総勢105人が参加しました。集会のテーマは「伝える気持ち、つながる気持ち、ほくとの連携広げよう」です。
記念講演では、「ほくとでよかった!がうまれる。患者さんの心に響く連携、職員の心に響く接遇」をテーマに、講師の三好章樹氏(患者サービス研究所所長)からお話をいただきました。患者さんが求めているのは、一般的なキャビンアテンダントのような接遇ではなく、それぞれの患者さんに寄り添うこと。そのために私たちの連携に必要なこととして「思いを共有すること」と話され、胸にすとんと落ちるものがありました。私たちには活動の根幹にある患者・家族に寄り添い人権を守る看護・介護、という理念が大切であることを実感しました。 その後の分散会では23の演題報告があり、どの発表もそれらを実践の中で取り組んでいることが確認できる充実した内容になりました。輝く実践から勇気をもらいました。
私たちの今ある実践は、東京ほくと65年の歴史の中にある組合員・地域の方々の支えのもとに、先人たちから引き継いだ看護・介護です。今後、さらに発展させるために互いに学びあい、連携を強め看護・介護の発展をさせることを確認しあいました。
(王子生協病院副総看護師長・深山晴海)