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健康づくりをごいっしょに 地域の健康づくりのサポーター

2019/07/24 東京ほくと

「健康づくり学校」で6講座学ぶ
医療福祉生協では、普段のくらしや仕事の中で健康チェックと健康診断を健康づくりの2本柱としてすすめています。健康チェックは班や支部、地域の様々なところで行います。その中心的な役割を担い、健康づくりを広げるサポーターを育成するために毎年、「健康づくり学校」を開催しています。
6講座を医療の専門家から3日間で学びます。豊島教室が6月6・13・20日に行われました。

  1. 1. 健康チェックの基本
    血圧と体脂肪測定、尿チェックの方法を保健師から学びました。尿は全身を駆け巡った血液であること、そしてチェックペーパーで自宅で簡単に調べることができます。「尿チェックで身体が塩漬けになっていることがわかりましたので、さっそくみそ汁の塩分を加減しました」という感想が寄せられています。
    自分や家族などの周りの人たちの身体を見直し、日常生活で気を付けることを考える良い機会になっています。
  2. 2. 健康と運動
    講師は理学療法士、自分に合わせた運動の強度と頻度を知るために目標心拍数を計算式から求めました。その後、実際に運動前のストレッチや正しいウォーキングの仕方を学び「帰りは身体が軽くなった」「ストレッチを家族に教えようと思った」「ウォーキングをこれから続けてみようと思う」などの声があり、運動習慣を見直すきっかけとなっています。
  3. 3. 健康を育む食事
    管理栄養士から、自分のBMIや適正体重、一日に必要なカロリーの計算方法を学びました。あらためて食べ過ぎを再確認した方が多かったようです。炭水化物・たんぱく質・脂質・食物繊維をバランスよく摂ることが大切で、気になる塩分は1日6g、そして適切な飲酒量は純アルコール量で20gということでした。
  4. 4. お口の健康チェック
    自分の歯と歯ぐき・舌を観察し、あいうべ体操を歯科衛生士から学びました。実際に歯の染め出しをして、汚れを落としきる歯みがきを行いました。
    参加者からの質問に答えて「歯みがき粉のすすぎは1回でよい」「キシリトールガムは、還元水飴が入っているものは効果がない」ことを知りました。「歯ブラシを持つ手の力の入れ具合」や、「舌もしっかり掃除すること」をよく理解できたという感想が寄せられています。
  5. 5. 救命救急
    看護師による「救命救急」を学習しました。2人1組で実際にAEDを使っての講習です。「講習を生かして実際の時は焦らないようにしたい」「常にAEDの場所を確認する癖をつけたい」「勇気を出してAEDや心臓マッサージをしてあげたい」など、積極的な感想がありました。
  6. 6. 生活習慣病
    医師による「生活習慣病の予防」について学習しました。まず『あなたにとって健康とは?』をグループ内で話し合いました。その後の講義では病気は普段の生活習慣によって大きくかわるため、予防のためにもその習慣を見直すことが大切であることを学びました。最後に『健康のために明日からあなたは何をしますか?』という内容をグループで話し合い、「睡眠時間・食生活などの見直し」「運動を継続する」などの意見が出されました。
    豊島教室では10人が修了し、健康づくりの担い手として地域に出ていきます。

〈豊島教室講師〉
酒田葉子保健師、吉澤大地理学療法士、吉田朱花管理栄養士、渡辺亮子歯科衛生士、乾いつ子看護師、王明聡医師にご協力いただきました。