誰もが安心して住み続けられるまちづくり

医療の〝お仕事〟を体験 夏休み 病院・診療所の子ども企画

2016/09/07 東京ほくと

小さな医師、看護師がいっぱい

楽しみながら しっかり学習も

夏休みは子どもにとって学校以外で学ぶとてもいい機会です。病院や診療所で毎年、「医療」について触れる、工夫を凝らした企画が行われています。

▲聴診器でおたがいの胸の音を聞いた
王子生協病院

8月6日、今年は、「学び」を重視し、「体験」という新しい形で行うことにしました。参加者は14人で、密度の高い時間を過ごすことができました。趣向を凝らし、楽しみながら、しっかり学べる環境を作りました。車イスや杖歩行体験、人の骨のレントゲン写真のパズル、超音波を使ってゼリーの中身や季節の野菜などを当てるクイズを行いました。ラムネなどでつくった「元気の出る薬」は、他の企画で怖がっていた子どもも喜んで参加していました。白衣を着て包帯巻きや、聴診器を使いお互いの胸の音も聞きました。
「楽しかった」という子どもたちの感想と、お母さんからは、「苦手なお薬が飲めるようになるかも」という意見や、6年生からは、「医療に興味を持った」といった意見も聞けました。(医事課・髙宮 翼)

▲薬袋のラムネやグミをおみやげに
生協浮間診療所

7月30日、白衣に着替えた小学生6人が参加しました。1つ目の体験は「体と水と塩の話」をテーマに熱中症のお話しと、実際に経口補水液を作る実習を行いました。自分たちで作った経口補水液の試飲も行い、「思ったよりもおいしい」と好評でした。
2つ目の体験は、「レントゲンってどんな検査?」各自が持参したものをレントゲンで撮影、フィルムができあがるまで、こどもたち、スタッフもワクワクしました。参加の記念品として、ひまわり薬局に協力していただき作成した、一包化したラムネとグミを薬袋にいれて、修了証と一緒にお渡ししました。
(看護師長・小串路恵)

▲将来の医師・看護師めざしてほしい
汐入診療所

7月30日、参加者は子ども19人、大人7人。大人はお隣の集会室で村山所長より怪我の手当て「湿(うる)潤(おい)治療」について学習しました。「意外と傷の処置について知らないことがあり勉強になった」などの感想がありました。子どもたちは注射体験・手洗い体験・心臓のエコー・お医者さん体験・薬つくり体験の5項目について行いました。子どもたちそれぞれが主体的でした。スタッフ一同「将来、参加した子どもたちの中からお医者さんや看護師を目指す子がいたらなあ」と期待しました。
(看護師長・鈴木良恵)

▲貴重な体験を夏休みの自由研究に
北足立生協診療所

8月4日、小学1~3年生を対象に11人が参加しました。
スタッフの引率の下、「お医者さんの仕事」「薬局の仕事」「レントゲンの仕事」の3つに分かれて順番に回っていきました。注射器を使って的を狙う注射器水鉄砲、薬局ではラムネやジュースを薬に見立てた疑似処方、レントゲンでは中身を隠した箱の中には「何が入っているか当ててみよう、魚のレントゲン写真を撮ると何が写るかな?」など、楽しんで参加できることに重点を置いた企画にしました。
「夏休みの自由研究にします」「診療所の普段見られない所を見ることができて良かった」など、好評でした。
(事務長・友吉貴子)

{title}New