誰もが安心して住み続けられるまちづくり

子どもの貧困について知り、調理実習で食のあり方学ぶ

2019/05/22 東京ほくと

看護内定者と看護奨学生が交流

3月16日に、豊島虹のセンターにて、看護内定者と看護奨学生13人が調理実習を通して交流しました。当日は、子ども食堂「としま虹」でボランティアをしている2人の方にも参加していただきました。初めに講師の方より、子ども食堂を開いたきっかけや、参加者の感想などを聞きました。
ボランティアの方が子どもの貧困について学習を進める中で、このような現状が見え、自分たちにできることがあるかを模索していたことがきっかけで、周りの人にも声掛けをし、子ども食堂を始めたこと、現在日本の子どもの7人に一人が貧困の状態であることを知りました。
私は、子どもの貧困について知る機会もなく、日本は、貧困とはかけ離れたものだというイメージがありました。自分の身近で貧困と向き合う家庭があることを知ることができ、子ども食堂のような活動は、地域の子ども達が、温かいご飯をみんなと一緒にお腹いっぱいに食べることが出来る良い場所となっていることを実感することができました。
また、実際に管理栄養士さんから調理方法を教わり、みんなで調理実習を行いました。季節の野菜を取り入れた料理や、栄養を考えたバランスの良いメニューで、子ども達が苦手な野菜なども食べやすくアレンジすることを学ぶことができました。そして、小さい頃から様々な食べ物を知る機会にもつながり、食べ物で日本の四季を感じられることは、この国の特色ではないかと思います。
その他にも、忙しく、時間が無い時にも役立つ調理方法や、効率的な調理の順序を知ることができ、とても勉強になりました。

(今期入職・健診課保健師・久保木祐衣)