安心して生活するために1年に1回は体の総点検
「特定健診」が始まります
新年度になり、「特定健診」のご案内が届く頃になりました。事業所では春の健康診断が行われています。1年に一度は健康診断を受けましょう。
毎年「人間ドック」と「乳がん検診」受けています
山崎さんは、北足立生協診療所建設運動のときから、東京ほくとの活動にかかわっています。保健学校の修了生で家族の健康づくりはもちろん、班会などで血圧測定をしながら地域の健康管理にも積極的です。また、得意なお料理を通じて地域で活躍しています。北足立生協診療所で足立区の健診を受けていましたが、65歳からは王子生協病院で人間ドックを受けることにしました。
「元気でいることがなにより、自分のしたいことができる。それには今できる健康管理をしておこうと思ったの。人間ドックは半日で終わるわけだから、1年の中で人間ドックを受ける日をつくることはそんな大変なことじゃない。何か見つかっても早期だろうし、自分はやれることはやってきたのだからと割り切れる。楽観的かな?乳がんは増えているから1年に1回は必要だと思う。今年の結果は『ちょっと太め、その他は問題なし』、明日を生きるために健康診断は欠かせない」とさわやかに話してくれました。
足立区舎人
山崎浩子さん
「乳がん」は増加 しかし早期発見で治ります
昨年はタレントの北斗晶さんが乳がんになったことで一挙に乳がんへの関心が高まり、乳がん検診を受ける方が増えました。一時的な関心の高まりではなく、毎年検診を受ける習慣につなげていきたいものです。
ここ十数年の間に乳がんになる人は2倍になりました。部位別にがんの発生をみると1993年を境に「乳がん」が「胃がん」を超えて1位になりました。最も罹りやすいのは40~50代です。日本では12人に1人が「乳がん」になると言われています。「乳がん」は何歳でも罹る可能性があります。
「乳がん」で亡くなる方は年々増加し今では一万人の方が亡くなっています。しかし早期発見であれば90%の方が治ります。決して怖い病気ではありません。早期発見のためにも毎月の自己チェックやマンモグラフィなどによる定期検診は大切です。東京都では18%程の受診率です。日本人にはまだまだ乳がん検診が普及していません。自身の身体を守るのは検診を受けることがまず一番です。
王子生協病院健診課マンモグラフィ読影認定医
高浪 巌 医師
私たちがマンモグラフィの撮影を担当しています
新病院オープン後、当院にマンモグラフィが導入され4年目を迎えました。「マンモグラフィって痛いんでしょ」という声をよく耳にしますが、私たち診療放射線技師は、「マンモグラフィ=痛みを伴う辛い検査」というマイナスイメージを払拭したいという思いで、撮影してきました。
乳房の厚みは、薄ければ薄いほど、X線被曝が減り、病変が鮮明に描出できます。乳がん検診を継続して受けたくなるような撮影をいつも心掛けております。
放射線技師 長瀬ひさ子 小笠原真樹子 阿部比佐子