誰もが安心して住み続けられるまちづくり

支部長学習交流集会開く

2019/08/14 東京ほくと

いつまでもこの地域に住みたい
まちづくりに「社協」は強い味方

7月4日、支部長学習交流会を開催しました。学習会のテーマは「暮らしたい町、住んで幸せと思える町」にするための新たな仲間づくりです。イメージしたアンケートから、住み慣れた地域で最期までくらし続けるために、医療生協の支部として取り組みたいことを考えながら、様々な団体とどうつながるかを意見を出し合い、交流する場となりました。

ゲストに荒川社協の稲葉さん
支部長を中心に総勢43人が集まりました。ゲストは地域団体の代表として荒川区社会福祉協議会地域ネットワーク課の稲葉隆裕(たかひろ)さんが参加してくださいました。
まずはじめに、現在とりくんでいる「新しい風をふかそう」のスローガンのもと、支部の運営委員を増やした経験を6人から報告を受けました。支部のイベントへのお誘いや、職員からの声かけがきっかけになった例や、新しい仲間を探すことも必要ですが、今までつながりを思い出すのも一つの手段というお話が聞けました。
稲葉さんからは、社協の具体的な活動として“地域の縁側づくり”をお手伝いするネットワークづくりを進めていること、相談先としてバックアップをしていることの紹介がありました。

つながりをつくるには 「人」 「場所」
その後、グループに分かれて、暮らしたい町、住んで幸せと思える町にするために、支部としてできることやとりくみたいこと、一緒にできる組織はあるか、進めるために必要なことは?などをテーマに意見交換しました。
各グループからの報告では、「話しの出来る人がまわりにいて、横のつながりが強い町にしたい」、「生協は地域まるごとと言うが、生協だけでやるのは無理、他団体と連携していくことが大切」、「健康チェックはつながりづくりの良いツール、職員も参加出来るようになればいい」。
これまでも組合員活動を通じて、地域とのつながりを強めていくために活動をしていますが、そこにもいろいろな苦労があります。「集まれる場所を探すのに苦労をしている」、「地域のお祭りも減り、若い人とつながれる場所を社協の協力をもらいながら作れたらいい。子どもが楽しめると親の満足感もあがる」などが出されました。

団体のつながりを応援する社協
稲葉さんから、社協では「空き店舗・空き家等を貸してもいいという情報が入り、会場探しをしている団体へ紹介している」社協に登録することを勧めますと助言がありました。高齢者の見守りは北区でもやっていて、社協と協定を結べば、連携できるとも。
社協のテーマは「いつまでもこの地域で安心して住み続けたい」と、医療生協と同じテーマです。がんばっている人や団体を社協は良く知っている、いろんな団体がつながるというネットワークが大事だとアドバイスしていただきました。

活動を広げるきっかけができた
グループ討議後の支部長さんからは、もっと地域の方とのつながりを広めることが必要だとわかっているけど、どうしたらいいかわからなかったが、社協と協力していくことや、参考にしたいことはたくさん出て、考えるきっかけにできたという意見が多く出ました。この支部長会議をきっかけにますます活動が広がっていく予感がしました。

(組織委員会・伊藤里美)

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