言葉の壁を超えて 医療福祉生協がつながる 韓国から18人の医療生協職員視察団
2016/12/07 東京ほくと
10月12日に医療福祉生協連の要請により韓国の医療生協職員の視察見学を受け入れました。視察者は10法人から医師3人を含む18人と通訳2人です。自己紹介で「アンニョンハセヨ」と大山美宏理事長から歓迎のあいさつが始まると笑顔がはじけます。東京ほくと医療生協の紹介の後2グループに分かれ施設見学を行いました。
韓国は入院すると患者本人がヘルパーを雇い病室で面倒を診てもらうことが当たり前で、看護師がきめ細やかなお世話を行なっていることに驚いていました。また「グループホームひまわりの家」では、家族のように暮らす利用者さんたちの生活ぶりを見て「これから施設を立ち上げるためにとても参考になった」との感想が聞かれました。
視察団の方からは「病院はどんなだったのか?」「緩和ケアの考え方が韓国にはまだ少ない、地域への啓蒙は?」「地域の組合員のやりがいと苦労はどんなこと?」「医療生協で働く医師の思いは?」「地域のボランティアの組織について」など、多岐にわたり質問が途切れません。
日本の医療福祉生協の10年後を追っている韓国の医療生協の方々のパワーをヒシヒシと感じます。最後に豊五支部の「ほっとカフェひまわり」の見学をしました。ちょうど「新聞ちぎり絵」の実演中で「新聞紙からこんな素敵なハガキができるなんてびっくり。」折り紙で作った傘を見てまたびっくり。「こんな場所が地域にたくさんあると本当にいいね」とすでに思いは韓国のサロンづくりに。
私たちの思いは言葉の壁をこえて伝わったのかなと思います。
(組織部長・佐藤章)