転倒予防・認知機能向上にスクエアステップ運動を
2019/10/16 東京ほくと
秋から健康づくりにステップ
みなさんはスクエアステップを見たことがありますか?25cm×25cmのマスが横に4列、縦に10列並んでいるマットに乗り、パターンを記憶した上で、正しい位置に足を運ぶよう、頭から足先まで神経を集中させて行なう運動です。
「前の人が半分以上進んでからスタート。前の線を踏まない。一つの枠に両足を入れない。戻らない。終わったらマットの右側歩行という5つのルールを守って、元気に腕を振って歩き、ゴールしたら背筋を伸ばして笑顔でハイタッチ」楽しいですよ。30分もすれば、涼しい室内でも汗ばんできます。
このようなトレーニングは転倒予防の効果があり、14ヵ月間スクエアステップを実践した20人のグループと筋力トレーニングを実践した19人のグループに「つまずいて転んだ割合」を調査したところ、スクエアステップ組は筋トレ組の3分の1の頻度でした。
また、スクエアステップを週1回、6ヵ月間続けた26人は、普段どおりの生活の26人と比較して、10秒間の椅子の立ち上がりが7.5回から9.5回に、開眼片足立ちが4.6秒向上し、下肢筋力・反応性・歩行能力・柔軟性が改善することがわかりました。
認知機能ファイブコグテストも、ウォーキング組は変化が見られませんでしたが、スクエアステップ組は8点も向上しました。そして何より仲間が増えます。
10月に北診療所・王子生協病院・かえで薬局・荒川生協診療所の4ヵ所で、スクエアステップ体験会を開催しますので、お気軽にご参加ください。
(組織部・池田雅子)